文化庁が日本の文化を海外に広めるために設けている「文化交流使(ぶんかこうりゅうし)」の一人に、玉島在住の筝曲演奏家・山路 みほさんが選ばれました。東京都千代田区にある「東海大学 校友(こうゆう)会館」を会場に、平成24年度の「文化庁 文化交流使」の指名書交付式が行われました。今年度は、狂言師の茂山 宗彦(しげやま もとひこ)さんなど、7人と1つのグループが選ばれ、その一人として、玉島在住の筝曲演奏家・山路 みほさんが選ばれました。山路さんは、東京芸術大学の音楽学部を卒業後、第5回 全国邦楽コンクールの全部門総合で一位に輝くなど、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめています。「文化交流使」の指名書を受け取った山路さんは、式の後行われた懇談会で、箏の演奏を披露しました。山路さんは、来年の1月からおよそ半年の間、ロシアと周辺の国を訪問し、 モスクワ音楽院の学生たちに箏(こと)を指導するなど、日本の伝統文化を海外に紹介します。