たまテレちゃんねる

週刊かわら版

玉島と船穂の寺で節分の行事

円乗院 護摩堂

2013年2月3日

2月3日(日)玉島と船穂の寺で節分の行事が行われました。玉島にある天台宗の寺、円乗院では、毎年2月3日の節分の日にあわせて「節分会(せつぶんえ)」を行っています。本堂では、午前7時から法要が営まれ、井上全正(いのうえ ぜんしょう)住職が、乙島と黒崎の寺の僧侶とともに、般若心経を唱えながら、檀家らの一年間の健康などを祈願しました。その後、井上住職や檀家らが、「福は内、鬼も内」と言いながら豆をまきました。円乗院では、境内の一角に鬼瓦をまつっていて、追い出された鬼が行き場をなくして暴れないように、「鬼も内」というかけ声で豆をまいています。訪れた檀家らは、病や厄船穂の高徳寺でも、節分開運祈祷会(きとうえ)が行われ、本堂で法要が営まれた他、願い事を書いた「護摩木」を燃やす「護摩供養」が行われました。この祈祷会は、以前は、旧暦の最初の寅(とら)の日「初寅(はつとら)」に合わせて行われていましたが、毎年、日にちが変わることもあり、10年ほど前から、2月3日に固定しています。法要では、高徳寺の先代の住職で、現在は、神奈川県平塚市にある長楽寺の住職をつとめている高橋 智運(ちうん)さんを導師に、大般若経の転読などが行われました。また、護摩堂で行われた護摩供養では、僧侶が、燃え盛る炎の上に護摩木を積み重ね、力をこめて印(いん)を結んでいました。その他、境内では、檀家の有志や近くに住む人が、500食分のうどんと甘酒を作って、訪れた人に振舞いました。災を追い払おうと、本堂や鬼瓦に豆をまいていました。