たまテレちゃんねる

週刊かわら版

城・岡ノ辻町内作家展5日~10日

玉島市民交流センター

2015年4月5日

「城・岡の辻町内作家展」と題した作品展が開かれました。古くから交友関係のある、乙島在住や乙島出身の人たちが、たまテレいわお財団の助成を受けて、「城・岡の辻町内作家展」を、玉島市民交流センターで初めて開催しました。作家展の発案者で彫刻家の柚木 平吉(ゆのきヘイキチ)さんは、彫刻の他、芸術家の赤瀬川 原平(あかせがわゲンペイ)の発想を元にした作品を展示しました。陶芸の道に入って50年になる備前焼作家の香西三樹さんは、従来の備前焼に加えて、備中綿の灰を釉薬(ゆうやく)に使った新たな焼き物を創作し、合わせておよそ120点を出品しました。国内では数少ない機帆船(きはんせん)の研究者で、船の模型を多く手掛けている加瀬野 久志(かせのヒサシ)さんは、昭和20年代に乙島で制作された機帆船の模型などを展示しました。15分の1のスケールの高瀬船は、当時の姿を再現するために高梁市や建部(たけべ)などに足を運んで資料を集めました。長年に渡って木工関係の仕事に携わり、技能オリンピックの岡山県代表に選ばれた大島 弘三(おおしまコウゾウ)さんは、チークなどを使った「盆」と、松を使った椅子を出品しました。 椅子には、戸島神社の林に生えていた、松くい虫の影響で処分する予定だった松を譲り受け使用しました。その他、乙島の四国霊場にある石仏(せきぶつ)の写真なども展示されました。