桑原(くわはら)専慶流岡山県本部の花フォーラムが開かれました。桑原専慶流の岡山県本部では、家元がテーマにあわせて、生け花の実演を披露するイベント、「花フォーラム」を5年に1回開催しています。今年は、ライフパーク倉敷を会場に、フォーラムが開かれ、岡山県本部の幹部や、桑原専慶流で華道を学んでいる人など、およそ270人が訪れました。フォーラムでは、玉島の筝曲演奏家、山路 みほさんが演奏を披露した後、岡山県本部の会長をつとめる爪崎の鈴木 秀映(すずき しゅうえい)さんが挨拶にたちました。そして、家元の桑原 仙渓(せんけい)さんと、副家元の桑原 櫻子(さくらこ)さんが、山路さんの演奏にのせて、「倉敷竹取物語」というテーマで花を活けました。家元と副家元は、物語に登場する翁(おきな)が見つけた『光り輝く竹』や、美しく成長したかぐや姫が天に登る様子などを生け花で表現しました。その後は、公開いけばな教室が開かれ、訪れた人たちが、副家元から花の活け方の指導を受けたということです。