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週刊かわら版

西爽亭の茶室「仙風閣」お披露目熊田茶会

西爽亭

2016年2月28日

矢出町にある「西爽亭」で、午前9時から、熊田様茶会が開かれました。この茶会は、備中松山藩の重臣(じゅうしん)で、玉島の街を戦火から救うため、西爽亭で自刃した熊田恰を顕彰しようと、一昨年から開かれているものです。今年は、およそ150年前に建てられた茶室が修復されたことから、お披露目をかねて開かれました。西爽亭は、明治時代に改修した際、庭に、茶室「仙風閣」(せんぷうかく)と煎茶席の「招流閣」(しょうりゅうかく)を設けましたが、1960年頃からほとんど使用されず劣化していたため、このたび倉敷市の補助をうけ、柱と床板、畳などを修繕しました。茶席は、薮内流の支部のひとつ竹鶯会(ちくおうかい)が担当し、「仙風閣」で、「濃茶」の茶席が。和室の「雙璧斎」(そうへきさい)で「薄茶」の席が設けられました。西爽亭内には、ひな祭りの行事にあわせて、豪華な雛人形数が多く展示されたほか、三上久濶(ひさひろ)さんが代表をつとめる琴の社中の演奏も行われました。