玉島警察署で玉島信用金庫の女性職員を対象にした護身術の講座が開かれました。玉島信用金庫では、夏場に向けて、痴漢など女性を狙った犯罪が増加する傾向にあることに加えて、金融機関の場合は、強盗などの被害に遭う可能性もあることから、玉島警察署の協力で、女性職員を対象にした「護身術講座」を行っています。今年の講座には、玉島信用金庫で、窓口での業務や外回りの営業を担当している女性・およそ30人が参加し、玉島警察署の藤川 佳孝(ふじかわ よしたか)警部補など3人から指導を受けました。講師をつとめた3人は、元・機動隊員で、逮捕術の岡山県代表にも選ばれた経験があります。参加した女性職員は、体操をして体をほぐした後(あと)実技へと移り、まずは、相手の攻撃を防ぎょするための構え方を教わりました。つづいて、自分の体を引いて、相手の攻撃をかわす「体さばき」を練習した他、手首や胸倉をつかまれた時の逃げ方を学びました。その後は、ミットに向かってパンチやキックを打ち込む練習に取り組みました。なお、平成28年中に岡山県内の警察署が受理した 女性を狙った不審者情報の件数は、627件で、玉島警察署の管内でも27件あったということです。