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くらしきこの器この花展

倉敷市民会館

2026年1月30日

倉敷市内の陶芸家が作った焼き物に華道家が花を活ける「くらしきこの器この花展」が倉敷市民会館で始まりました。 30日から3日間の日程で倉敷市民会館を会場に、倉敷市と倉敷市文化振興財団が主催する「くらしきこの器この花展」が開かれています。「この器この花展」は、倉敷市内で活動している陶芸家と華道家が共演し、一つの作品を創作するという形式の展覧会として、平成14年から2年に1回行われているものです。 華道家がどの陶芸家と組むかはくじ引きで決めていて、思いもよらない組み合わせが相乗効果を生むところがこの展覧会の見どころとなっています。 12回目となる今回は、玉島と船穂を含めて合わせて66人が33点の作品を出品しています。市民会館の1階には、13点の作品が展示されていて、このうち船穂の堅盤谷在住で桑原専慶流岡山県本部の理事をつとめている渡辺 義風さんは、船穂陶芸会に所属している浅野 武雄さんの花器に花を活けています。 渡辺さんは、浅野さんの作品を見た時に30センチほどの高さがあったことから、あえて枝を横に流すように活けて、バランスをとっています。 また、船穂町の堅盤谷在住で、桑原専慶流岡山県本部の会長をつとめている小野 樹仙さんは、酒津焼の作家の岡本 和明さんの焼き物に花を活けています。 小野さんが使っている花材は、全て自分の畑から摘んできたもので、ロウバイや水仙の香しい香りも楽しむことができます。 市民会館の2階には、20点の作品が展示されていて、倉敷三曲同好会による邦楽の演奏も行われています。 このうち船穂陶芸会の講師で、船穂の鶏尾に窯を築いている濱田 伸一さんの器には、池坊の華道家が花を活けています。 繊細な色合いが目を引く濱田さんの焼き物は、川砂を粘土に練り込んでろくろを使わず手びねりでこしらえています。 また、船穂陶芸会の会員で中新田に住む澤根 俊典さんは、五角形の備前焼を作り、池坊の華道家が花を活けています。 沢根さんは、陶芸を始めて25年とキャリアも長く、五角形の先端の張り出した部分を後からつけるなど、随所にこだわりが感じられます。 黒崎の岩谷に窯を構えている陶芸家の渡辺 篤さんの器には、草月流の西本 秋翠さんが花を活けています。 西本さんは、通町商店街にある「あさぬま竹ステージ」の装飾の監修にあたるなど、玉島とも所縁があります。 渡辺さんと西本さんの競作は、大きな器に負けない位の花々が鮮烈な印象を与え、見る人を圧倒します。 さらに、玉島在住で池坊の華道家の金光 玉芯さんも天神窯の作家と組んで作品を展示しています。この「くらしき この器この花展」は、2月1日(日)まで、倉敷市民会館で開かれています。