たまテレちゃんねる

週刊かわら版

良寛茶会

円通寺

2011年4月10日

円通寺で修行を積んだ、良寛の遺徳を偲んで聖良寛奉賛会が主催している良寛茶会が10日に行われました。この良寛茶会は、岡山県の四大茶会の一つに数えられていて、今年で63回目となります。仁保 哲明住職を導師に行われた良寛禅師(ぜんじ)を偲ぶ法要では、今回お茶席を設けた流派の代表らが、焼香などを行いました。そして、午前9時から茶会が開かれ、円通寺の境内と良寛荘の室内に合わせて4つの流派の茶席が設けられました。この日は、着物姿の女性を中心に、倉敷市内外からおよそ3000人が集まり、一服の茶の湯を味わいました。また、この茶会に協賛して、玉島黒崎の妙立寺(みょうりゅうじ)に本部を置く、華道の流派、容真流による「いけばな展」が開催されました。容真流は、京都で朝廷に仕えていた公家の、華道文化を継承している流派で、花の曲線を生かした作品が特長です。この日は、家元の貫名 一仙(ぬきな いっせん)さんをはじめ、容真流の師範など、35人の作品が展示され、訪れた人の目を楽しませました。