たまテレちゃんねる

週刊かわら版

良寛茶会

円通寺

2023年4月9日

聖良寛奉賛会の主催で行われている「良寛茶会」が開催され、円通寺の本堂では、茶会に先立って良寛を偲ぶ法要が営まれました。
法要では、円通寺の第29代の住職をつとめた仁保 哲明老師が3月いっぱいで住職を引退し、矢掛町にある洞松寺(とうしょうじ)の鈴木 聖道(せいどう)住職が円通寺の住職を兼務することを話しました。
つづいて、鈴木住職を導師に法要が営まれ、まずは、茶席を設けている4つの流派が朝一番に用意した茶を祭壇に捧げました。
この日は、スペインやアメリカ、ドイツなど洞松寺の門を叩き、僧侶の修行をしている人たちが法要に参列し、経文を唱えるなどしました。
そして、聖良寛奉賛会を代表して 常務理事の樋口 清治(きよはる)さんが挨拶に立ち、「令和2年からコロナのため中止を余儀なくされましたが、きょうは大勢の方をお迎えすることができました。」と感謝の言葉を述べました。
その後、円通寺と良寛荘に設けられた 合わせて4つの茶席で茶会が始まりました。
この良寛茶会は、かつて円通寺で修行した良寛の遺徳を顕彰するとともに、玉島で親しまれてきた茶の文化を多くの人に知ってもらおうと、昭和24年から行われています。
この日は、倉敷市の伊東 香織市長も来賓として訪れ、席主から作法を教わりながら茶の湯を体験しました。
4年ぶりの開催ということもあり、茶会には、1300人を超える茶道の愛好家が訪れました。