船穂の特産品、マスカットオブアレキサンドリアを使ったワインの仕込みが始まりました。船穂の愛宕山公園内にあるふなおワイナリーで29日からマスカットワインの仕込みが始まりました。仕込みの前日には、愛宕山にあるマスカットの研修農場で、ワイン用のマスカットの栽培を体験する「マスカット援農隊」の有志13人による、集果作業が行われ、およそ3.5トンのマスカットを収穫しました。そして仕込み当日、午前9時から初しぼりの作業が始まり、職員4人が、マスカット援農隊が収穫したマスカットを機械に入れ、搾りやすいよう粒をつぶしました。機械にかけたマスカットは、一晩寝かした後、搾汁機(さくじゅうき)で絞ってワインの元となるジュースを作ります。そして酵母菌による発酵やろ過などを経て、早ければ今年の末にもマスカットワインとして発売されます。