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週刊かわら版

広島の土砂災害の被災地へ災害ボランティア・消防局の職員を派遣

倉敷市役所

2014年8月24日

広島で発生した土砂災害を受けて、倉敷市が市民ボランティアや消防局の署員を派遣しました。24日の午前7時から、倉敷市役所の東側の駐車場で、広島県の土砂災害の被災地に派遣される、倉敷市の災害ボランティアの出発式が行われました。式では初めに伊東香織市長が挨拶したあと、ボランティアを代表して、倉敷市災害ボランティアコーディネーター連絡会の松永(まつなが) 良平(りょうへい)会長が、「被災した方の負担が少しでも軽減するようにがんばってきます」と、決意を述べました。この日第1陣として広島市安佐北区に向かったのは、倉敷市に災害ボランティアとして登録している人と防災士、あわせて36人、それに倉敷市の防災危機管理室と建設局の職員6人です。また、現地で不足しているスコップや長靴、土のうやマスクといった支援物資も届けました。また昼からは、倉敷市消防局で、総務省消防庁からの要請を受けて被災地に派遣される、倉敷市の緊急消防援助隊の第1陣の出発式が行われました。式では緊急消防援助隊の機動隊長を務める、貝原(かいはら)勝敏(かつとし)さんが、伊東香織市長に広島市の被災地に出発する事を報告しました。緊急消防援助隊は、被災地の消防力のみでは対応するのが困難な災害が発生した時に、都道府県単位の部隊で出動できるように阪神淡路大震災を契機に制度が整備されました。今回の第1陣の派遣では、倉敷市消防局と、倉敷市内にある4つの消防署から、大規模な災害や事故に対応する専門の知識をもつ、高度救助隊の隊員など14人が広島県の被災地に向かいました。