岡山県内の4大茶会の一つ、「良寛茶会」が円通寺と良寛荘で開かれました。聖良寛奉賛会の主催で行われている春の恒例行事、「良寛茶会」が開催されました。茶会に先立ち円通寺の本堂では、良寛を偲ぶ法要が営まれ、この茶会に茶席を設けた4つの流派が、朝一番にたてた茶を祭壇に供えたり、円通寺の仁保 哲明住職などが経文を唱える中、法要の出席者が焼香を行なったりしました。この日円通寺の本堂には、表千家流と藪内流(やぶのうちりゅう)の茶席、良寛荘には裏千家と煎茶の流派・小笠原流(おがさわらりゅう)の茶席が設けられ、訪れた人たちは、茶室にいけられた花や茶道具などの話を聞きながら、一服の茶を味わっていました。また、良寛茶会の開催に合わせて、良寛荘では、協賛行事として容真流による恒例のいけばな展が開かれ、こちらもにぎわいを見せました。