昨年秋の岡山県大会でベスト8以上に入ったチームと、東部、西部、北部の3地区の予選を勝ち抜いたチームがトーナメント戦を繰り広げる「春の岡山県高校野球大会」が4月21日に開幕し、日程2日目の22日は、県内の3つの球場で2回戦の各試合が行われました。2回戦からの登場となったシード校の玉島商業高校は、準々決勝をかけて、倉敷マスカットスタジアムで岡山理大付属高校と対戦しました。玉商は1回の表に、フォアボールで出たランナーを3塁まで進め、4番の近江君のタイムリーヒットで1点を先制します。また、4回の表には、4番の近江君のソロホームランと8番の中田君のタイムリーヒットで2点を追加し、3対0とリードを広げます。しかし、玉商は4回の裏に2点を返されると、5回の裏に同点に追いつかれ、7回の裏に2点を奪われ、5対3と勝ち越しを許してしまいます。なんとか追いつきたい玉商は8回の表、8番の中田君の連続タイムリーヒットなどで、5対5の同点に追いつきます。9回の裏には、ノーアウト満塁のピンチを招いた玉商でしたが、7回の途中から登板した2番手の石橋君が後続を断ち、試合は延長戦に突入します。絶体絶命の場面を切り抜けた玉商でしたが、11回の裏に、岡山理大付属の先頭打者にサヨナラホームランを打たれ、玉商は、6対5で惜しくも敗れました。