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週刊かわら版

黒崎・中津貝塚現地説明会

2020年1月18日

黒崎にある中津貝塚で、倉敷埋蔵文化財センターの職員による現地説明会が開かれ、150人以上が参加しました。中津貝塚は昭和8年と30年の2回発掘が行われていて、現在倉敷埋蔵文化財センターが平成30年度から3年計画で3回目の発掘調査を行っています。この日は、埋蔵文化財センターの職員による説明のほか、出土した縄文土器や化石の展示も行われました。今回の調査では、貝塚の範囲や内容を調べるため、2年間に、21か所で調査を発掘を行い、約3000年前の縄文時代の地層部分といわれる70センチほどの深さまで掘りました。その結果、いくつかの墓と埋葬された人の骨、そのほか土器や動物の骨、貝殻などが出土しました。説明会では出土した人骨も公開され、参加者の注目を集めました。貝塚の調査は来年度まで続けられ、記録した後は土を戻して保存にあたるということです。