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週刊かわら版

岡山県樹木医会が良寛椿を診断

円通寺

2020年9月6日

岡山県内を拠点に樹木の診断や治療、保護などにあたっている「樹木医」の団体「岡山県樹木医会」の会員14人が、円通寺にある「白玉椿」を診断しました。この日は、樹木医の会員に加えて、この「白玉椿」の再生に取り組んでいる「良寛椿の会」のメンバーも参加し、まずは2つの会の代表がそれぞれ挨拶にたちました。その後、岡山県樹木医会の理事で、昨年の7月にこの「白玉椿」の治療にあたっている魚井 聖一(うおい せいいち)さんが、その時の経緯などを話しました。今回診断にあたった「白玉椿」は、「良寛椿」と呼ばれて地域の人に親しまれていますが、樹齢が百年を超えて、痛みも激しくなり、この椿を再生させようと、昨年の7月に「良寛椿の会」が発足しています。今回の診断では、椿の周りの土を90センチの深さまで採取して調べ、土の質自体には問題がないことが分かりました。一方、木を叩いて音の伝わり具合で、中の腐食の状態を調べる検査では、椿の幹の一部で、7割程度が腐食している恐れがある箇所も見つかっています。