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週刊かわら版

真備図書館もとの場所で業務再開

真備図書館

2021年1月30日

マービーふれあいセンターに隣接している「真備図書館」が、建物の復旧工事を終え、30日の午前10時から業務を再開しました。真備図書館は、2018年の西日本豪雨で被災し、館内に所蔵していた12万7千冊が水没しました。その後、2019年の7月から、真備公民館の一角を使って業務を行っていました。復旧工事が行われた図書館の建物は、1階に、真備町にゆかりの小説家、横溝正史(よこみぞセイシ)の親族から寄贈された書籍のコーナーを始め、授乳室や読み聞かせ用の部屋などが新たに設けられています。館内に飾られていた洋画は、吉備国際大学の文化財総合研究センターが2年かけて修復したものです。所蔵している書籍は、市民などからの寄贈を含めておよそ10万冊で、玄関のそばには、真備町内の木の実や枝を使って、飛び立つ鳥を表現した「MABI BIRD」(マビバード)という題の作品が飾られています。また、仮設の図書館で読み聞かせのボランティアを行っていた人たちが立ち上げた「真備図書館を応援する会」が、倉敷市の市立図書館と共同で出版した、文集の閲覧コーナーも設けられています。この文集は、「真備の好きな所」をテーマにした詩や俳句、それに小学生の作文など、94点の作品が収録されています。この文集コーナーは、3月末まで設置する予定です。