たまテレちゃんねる

週刊かわら版

観光ガイド協会 船箪笥は水に浮くかを検証

2021年3月28日

船箪笥が海にうくかどうか検証しました。NPO法人備中玉島観光ガイド協会が、「江戸時代から明治時代にかけて船の中で使われていた船箪笥について、海に沈まないというのは本当かどうかを調べようと集まりました。検証を行う黒崎漁港前の桟橋には、理事長の西廣行さんをはじめガイド協会の会員と、黒崎連島漁協の組合員や地元の住民など、25人が集まり、船箪笥を海へ入れました。玉島観光ガイド協会は、北前船の寄港地に関する一連の歴史や出来事が、平成30年5月に倉敷市の日本遺産に認定されたことから、市内の公民館や小学校などで、北前船をテーマにした講座を行っています。メンバーは北前船に貴重品を入れるために積んでいた船箪笥は、海に沈まないと説明してきたことが本当かどうか確認しようと、検証を行いました。使用したのは良寛会館に所蔵されている重さ21キロ、体積84立方センチの船箪笥で、60キロ程度まで収納しても浮くと言われています。船箪笥は劣化や歪みから隙間があり、海水の侵入が見られたものの、10分ほど海の中へ入れていても沈むことなく浮いていました。