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週刊かわら版

災害危険箇所合同現地調査

2021年5月28日

災害危険個所の合同現地調査が行われました。梅雨や台風の時期に想定される土砂崩れや堤防の漏水などの災害を未然に防ごうと、市の職員が消防や警察の関係者と合同で、危険箇所の現地調査を行いました。職員たちは、玉島支所を出発したあと、乙島の堀貫にある急傾斜地に赴きました。この場所は平成28年に土砂災害の警戒区域に指定され、その後岡山県が詳しく調査を行った結果、民家に被害を及ぼす恐れなどがあることから、令和2年12月25日に「特別警戒区域」に指定されました。玉島地区には、土砂災害の警戒区域が121か所あり、そのうちのほとんどが急傾斜地です。調査では、斜面の崩壊や、落石の有無などを調べ、異常がないことを確認しました。続いて道口にあるため池の矢頭池(やがしらいけ)の調査を行いました。ため池は玉島地区に128ヵ所あり、矢頭池を含む91か所が、決壊した場合、人的被害を与える恐れがある「防災重点ため池」に指定されていています。職員たちは、斜面にひび割れがないかを点検した他、「洪水吐(こうずいばけ)」と呼ばれる貯水位の異常な上昇を防止する設備の確認をし、引っかかっていた大木を撤去しました。倉敷市では、住民の防災意識の向上を目的に、洪水・土砂災害ハザードマップの作成を予定しています。