マービーふれあいセンターで開館記念式典が行われました。西日本豪雨による浸水被害により長らく休館していた「マービーふれあいセンター」が、復旧工事を終えて、開館記念式典を行いました。はじめに倉敷市の伊東香織市長が挨拶に立ち、施設の復旧に携わった人たちに感謝の言葉を送りました。その後、沙美在住の現代美術作家・高橋秀さんが、自身が修復を手掛けたセンターの入口の天井にあるモニュメントについて話しました。このモニュメントは、高橋さんが1996年に制作したもので、「伝説起源」(でんせつきげん)という題がつけられています。高橋さんは、作品に込めた思いを説明し、「地域の人に自由な発想と動き、思考をこの作品から感じ取ってもらい」と話しました。つづいて、センターの復旧に貢献した団体に感謝状が贈呈されました。最初に感謝状を受け取った水島コンビナートの関連企業の有志は、被災したセンターの泥のかき出しなどをボランティアで行いました。昨年活動を終了した「郷土の中高校生にクラシック音楽をプレゼントする会」と「くらしきコンサート」の2団体は、センターのグランドピアノの復旧のために団体の会費を寄付しました。贈呈式の後は和太鼓の演奏が行われました。マービーふれあいセンターは、今回の復旧工事により、「さつきホール」の照明をLEDに取り換えた他、館内の案内板をより分かりやすくしています。