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週刊かわら版

パラ卓球の井上全悠選手 東京パラリンピック出場決定

2021年6月30日

卓球競技のパラアスリートとして活躍している玉島の井上全悠(いのうえまさちか)選手が東京パラリンピックへの出場を決めました。東京に本部を置く日本肢体不自由者卓球協会は、国際卓球連盟からの正式な通知をうけ、玉島の井上全悠(いのうえまさちか)選手を含む、4人の選手を、東京パラリンピックの日本代表・推薦選手として承認したことを、30日に発表しました。井上全悠(いのうえ まさちか)選手は、生後8カ月の頃の交通事故をきっかけに両足に障害が残り、医師から車椅子か寝たきりと言われていましたが、リハビリを重ねて歩けるようになり、小学生の頃からクラブ活動として卓球を始めました。その後、金光学園中学校に入学して卓球部に所属して以来、金光学園高校、山陽学園大学と進む中で、数々の国際大会に出場し好成績を収めてきました。現在も山陽学園大学に職員として席を置き、競技活動を行っています。井上選手は、6月の上旬に、東京パラリンピック出場の、のこる1枠をかけて、スロベニアで行われた最終の世界予選会に出場し、ここでは残念ながら準決勝敗退となりましたが、国際卓球連盟の推薦枠で、東京パラリンピックへの出場権を手に入れました。東京パラリンピックの卓球競技は、8月26日から9月4日までで、25日から31日のあいだにシングルスの試合が、東京体育館で行われる予定です。