全国高校ラグビー岡山県予選会の決勝戦が開かれ、県立玉島高校が、倉敷高校と対戦しました。4年連続5度目の花園出場を目指す玉島高校ラグビー部の決勝の相手は9月の岡山県選手権大会で圧倒的な強さで優勝した倉敷高校。今年の玉島高校はマネージャーを除く3年生部員13人のうち、地元玉島在住の選手が11人。ほとんどが高校入学までラグビー未経験者だった選手ばかりです。3年生部員の中には、この日の決勝戦が大学受験と重なり、やむを得ず試合出場を断念した選手もいます。一方、花園初出場を目指す倉敷高校は複数の外国人選手を含め、県外出身の選手が大半を占めています。午後1時から美作ラグビー場のメイングランドで始まった決勝戦は、試合開始最初のワンプレーで倉敷高校が先制のトライを奪います。この後も、試合を立て直したい玉島に隙を与えない倉敷高校がトライを重ねて行きます。前半だけで48点を奪われた玉島は、主力選手が負傷退場するなど後半も防戦一方の展開が続きます。試合終了間際のワンプレーでも倉敷高校にトライを奪われた玉島は、80対0というスコアで敗れ、4年連続の全国大会出場はなりませんでした。なお創部3年目で花園初出場を果たした倉敷高校には、船穂中学校出身の2年生、俣野太一(またの たいち)選手が在籍しています。