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週刊かわら版

倉敷市文化連盟賞受賞記念 稲田健 小品展

ギャラリーリッケン

2022年1月29日

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玉島陶の画家、稲田健さんの個展が開かれました。新倉敷駅前にあるギャラリーリッケンで、「稲田健 小品展」が開かれました。昭和12年生まれで、玉島陶にアトリエを構える稲田さんは、岡山大学の教育学部 特設美術課程を卒業後、中学と高校で美術を教えながら、運動部の顧問をつとめていました。本格的に絵を描きだしたきっかけは、岡山大学の1年先輩にあたる、玉島長尾在住の画家、藤原(ふじわら)眸(ひとみ)さんに声を掛けられた30代の頃だそうです。はじめは具象画を描いていましたが、作品に行き詰った時、藤原さんからのアドバイスを受けて抽象画を描き始め、その後(ご)目の錯覚を利用し、動いているように見える抽象造形を追求してきました。現在も、意欲的に創作活動に取り組んでいる稲田さんは、絵画の制作とともに後進の育成にも力を注いできました。この個展は、稲田さんが、令和3年度倉敷市文化連盟賞を受賞したことを記念して行われたもので、比較的小さな作品、13点が展示即売されました。中には 爪楊枝を使って、まるで動いているように見える作品もあり、訪れた人の目を楽しませました。