たまテレちゃんねる

週刊かわら版

岩手県釜石市根浜地区で鎮魂と世界平和願う

根浜公会堂

2022年3月11日

岩手県釜石市の根浜地区の住民が東日本大震災の犠牲者の鎮魂と 世界平和への祈りを込めた風船を放ちました。3月11日、これまで支援活動を通じて玉島の住民と交流を深めて来た 岩手県釜石市の根浜地区の住民は、平和への祈りを捧げようと、根浜復興団地内にある根浜公会堂に集まり、空に放つ風船にメッセージを書きました。その後 団地内の公園へと移動し、震災が発生した午後2時46分に黙とうを捧げ、風船を大空へと放ちました。空へと舞い上がった風船は、白、赤、青、黄の4色です。大規模噴火が発生したトンガの国旗の赤。そして、ロシアの侵攻を受けているウクライナの国旗の青と黄。これらの色の風船には、震災を乗り越え、復興へと向かい歩んできた住民の 平和への思いが込められています。命の大切さ、全てを失う悲しみを知る住民らは、高く舞い上がっていく風船をいつまでも見つめながら、鎮魂の祈りを捧げ、世界平和を願っていました。