市民団体が7月に行われた安倍元首相の葬儀に際して市の教育委員会の対応について抗議しました。倉敷市は、7月12日に行われた安倍晋三元首相の葬儀に際して、倉敷市立の学校側に半旗の掲揚の協力を求めました。これに対して、市民団体の岡山県教職員の会と、倉敷市在住の女性で作る新日本婦人の会倉敷3支部協議会の会員合わせて12人が倉敷市役所を訪れ、井上正義(いのうえまさよし)教育長宛てに申し入れを行いました。申し入れでは、教育基本法では特定の政党の支持など、学校の政治的な活動が禁止されいていることを挙げ、市が学校に半旗の掲揚を求めたことは、教育基本法に触れる重大な問題だとして厳しく抗議し、なぜ要請したのか、また誰が要請を判断したのかといった責任の所在などを市に尋ねました。市はこの申し入れを真摯に受け止め、今後計画されている国葬の対応と合わせて9月に行われる教育委員会で議題として挙げるかどうかを検討するということです。