たまテレちゃんねるTOP
たまテレストリーミング
たまテレニュース
倉敷西部クリーンセンター竣工式
倉敷西部クリーンセンター
2025年3月31日
乙島で建設が進められていた新しいごみ処理施設が完成し、記念の式典と見学会が行われました。 31日の午前11時30分から、乙島にある倉敷西部クリーンセンターで、施設の完成を祝う竣工式が行われ、市関係者と地元町内会の代表など、およそ60人が出席しました。はじめに、主催者を代表して倉敷市の伊東 香織市長が挨拶に立ちました。 伊東市長は、完成した施設について、資源循環型社会を体現するものだと紹介し、「日々の生活を支える安心・安全の場所として、この施設が市民に親しまれるものになってほしい」と、述べました。 続いて、倉敷市環境衛生協議会の守屋 新一会長が、来賓を代表して祝辞を述べました。 守屋さんは、「次の世代の子どもたちに、美しい倉敷を残すことが出来る新しい施設が完成しました」と、施設への期待の言葉を述べ、「今後も皆さんと連携し、いつまでも美しいまち倉敷であるように、ご協力をお願いします」と呼びかけました。 次に、倉敷西部クリーンセンターの施設を紹介するビデオが上映された後、感謝状の贈呈が行われました。 贈呈では、施設の設計・施工を務めたJFEエンジニアリング株式会社と、監理を行ったパシフィックコンサルタンツ株式会社の代表2人に、伊東市長から感謝状が手渡されました。 その後、場所を移して、テープカットが行われ、伊東市長や守屋会長など5人が、テープにハサミを入れました。 竣工式の後、施設の見学会が行われました。 倉敷西部クリーンセンターは、玉島道越にある倉敷西部清掃工場と倉敷市二子にある東部粗大ごみ処理場、そして、民間ゴミ処理施設 水島エコワークスの3つの施設に替わるものとして建設され、令和2年の10月に工事がはじまり、昨年の12月より試運転が開始。そして、今年4月1日より本格稼働が予定されています。 建物は、地下1階・地上5階建てで、一般ごみの焼却と粗大ごみの処理を行います。 施設では、一般ごみ用の焼却炉が2炉備えられていて、1日およそ300トンのごみを24時間体制で焼却します。 また、焼却する際に出る灰は、建築資材として使われる他、廃熱は発電に利用され、発電された電気は、玉島環境センターや玉島下水処理場、また倉敷市が保有する施設などに供給されるなど、環境に配慮した施設になっています。 また、粗大ごみ・埋立ごみの処理では、一日20トンのごみが処理され、選別処理の過程で出た鉄やアルミなどの金属資源は回収され、ゴミの減量化に努めています。 なお、倉敷西部クリーンセンターには、水や非常食などが備えられていて、災害時の利用も想定されています。