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良寛の遺徳を偲ぶ 良寛茶会
円通寺
2025年4月13日
茶の湯を通して、良寛の遺徳を偲ぶ「良寛茶会」が、円通寺と良寛荘で開かれました。聖良寛奉賛会の主催で行われている「良寛茶会」が13日に、円通寺と良寛荘で開催されました。 円通寺の本堂では、午前10時から鈴木 聖道住職を導師に良寛を偲ぶ法要が営まれました。 法要には、鈴木住職が住職を兼務している矢掛町の洞松寺で修行している外国出身の僧侶も参列しました。この良寛茶会は、かつて円通寺で修行した良寛の遺徳を顕彰するとともに、玉島で親しまれてきた茶の文化を多くの人に知ってもらおうと、1949年に始まりました。 現在は、後楽園の栄西茶会と最上稲荷の鑚仰茶会、黒住教の献茶祭と並び、岡山県内の4大茶会の一つに数えられています。 77回目となる今回は、表千家流と煎茶の流派、菩提仙唐流、それに、裏千家淡交会笠岡支部が茶席を設けました。 このうち、円通寺に設けられた表千家流の茶席では、玉島の藤澤 眞理子さんが席主をつとめ、着物姿の女性客を中心に午前中から多くの人が訪れ、一服の茶を味わっていました。 またこの日は、3月31日に刊行された本の「玉島湊の茶室群」が境内で販売されました。この本は、福井工業大学の准教授で、玉島の茶室の研究に情熱を傾け、2021年に亡くなった池田 俊彦さんの遺志を受け継ぎ、池田さんとともに茶室の調査にあたっていた安原 早苗さんが出版したものです。 今回は本の販売に加えて、安原さんを含む「玉島茶室群研究会」のメンバーが案内役をつとめる「玉島湊の茶室群巡り」のパンフレットも配布されました。 この茶室群巡りは、5月は24日と25日、6月は21日と22日に開催され、4日間とも徒歩で茶室を訪ねる3つのコースの他、ジャンボタクシーを使ったコースもあります。 詳しくは、安原さん090―5378―6675までお問合せ下さい。