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旧中山家住宅 常設展 「人形と髪飾り展」

連島町 旧中山家住宅

2025年4月19日

玉島の内藤 大一郎さんが集めた人形や髪飾りが一堂に会す常設展が、旧中山家住宅で始まりました。19日から、連島町にある旧中山家住宅で、常設展「人形と髪飾り展」が開かれています。 この展示は、玉島に住む内藤 大一郎さんが、これまで集めた人形や髪飾りなど、およそ3万点のコレクションの中から、選りすぐりの作品およそ1000点が展示されています。 内藤さんは、50年以上前から、岡山近辺や関西地区の骨董市などに足を運んでいる他、最近は、インターネットのオークションを利用して、日本の人形や玩具を中心に蒐集しています。 今回、展示されている人形は、江戸時代から昭和の間に作られたものが中心となっていて、人間国宝 平田 郷陽による桃太郎を題材にした作品や、郷陽の弟子たちによる作品が数多く並んでいます。 また、人形師 池野 哲仙による模刻「百人一衆」も展示されていて、貴族や武士などの暮らしの一場面を切り取ったような臨場感が表現されています。 会場には、人形だけでなく、徳川家の葵の紋が入った髪飾りや、貝やサンゴを用いた芝山細工の髪飾りなど、貴重な品々が並んでいます。 その他にも、102歳まで人形を作り続けた人間国宝 宮内 フサの張子人形や、ノスタルジックな作風で人気の作家 髙橋 まゆみの農村人形なども展示されています。この常設展「人形と髪飾り展」は、毎週土曜日と日曜日、それに祝日の午前10時から午後4時まで、旧中山家住宅で開かれています。 なお、この展示には入場料が必要です。