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良寛椿の会 良寛椿の森 植樹祭

鐘の鳴る丘展望台

2025年4月20日

良寛椿の会が、円通寺の展望台のそばに整備を進めている「良寛椿の森」で、椿の植樹祭が開催され、今回は高校生など若い世代も多く参加して、協力しあいながら椿の木を植えました。 「良寛椿」と呼ばれている円通寺の白玉椿の再生に取り組んでいる「良寛椿の会」は、円通寺公園の展望台のそばに「良寛椿の森」を整備していて、一昨年から椿の植樹祭を開催しています。 今年は、20日の午前10時から、3回目となる植樹祭が行われ、玉島高校や作陽学園高校の生徒を含むおよそ60人が参加しました。良寛椿の会の代表をつとめる安藤 瑞子さんが進行役をつとめて行われた開会式では、はじめに副代表の秋山 牧人さんが挨拶に立ち、「今後は、植樹した人に椿が見ごろの時期を知らせる『花便り』を送りたい」と述べました。 つづいて、良寛椿の森の案内板を寄贈している山野 洋之助さんが挨拶し、「若い方にも地域のことを学んで、愛情を持ってもらいたいです」と述べました。 その後、良寛椿の会が主催して行われた第4回の短歌と俳句のコンクールで、俳句のジュニアの部の第1席に選ばれた中学1年生の坂本 孝仁くんが挨拶に立ちました。 坂本くんは、徳島県の美馬市在住で、家族と一緒に植樹祭に参加しました。 つづいて、良寛椿の会の企画でスタートした仮装空間・VRの制作に取り組んでいる玉島高校の生徒たちを代表して2年の村上 将隆くんが抱負を述べました。 村上くんは、VRのプログラミングを担当していて、今年の12月を目標に100年後の玉島と椿の森の未来を再現した仮装空間を制作し、ゴーグルとコントローラーで体験できるように進めています。 また、玉島高校の放送部を代表して部長で3年の尾野 ふたばさんが、良寛椿をテーマにしたビデオ作品を制作し、秋の放送コンテストに出品することを報告しました。さらに、第4回の短歌と俳句のコンクールの短歌・ジュニアの部で第1席に選ばれた作陽学園高校2年の菅野 大冴くんが感謝の言葉を述べました。 そして、良寛椿の会の副代表をつとめる家守 修治さんが植え方の実演を披露した後、参加者が協力しながら椿の木を植えていきました。 椿の花は、桜の花が咲く頃にちょうど見ごろを迎えるそうで、参加者が植えた木の中には純白の花が咲いているものもありました。 また、椿の木の脇には、良寛椿の会が企画した記念樹の植樹に出資した人のメッセージや短歌と俳句のコンクールの入賞者の作品などが刻まれた銘板も設置されました。 今回植樹したものを含めて、良寛椿の森に植えられた椿の木は、110本となりました。