水島にあるＪＦＥスチール西日本製鉄所の新入社員が、研修活動の一環として、円通寺で坐禅を体験しました。１２日の午前９時からと午後１時からの２回に分けて、水島にあるＪＦＥスチール西日本製鉄所の新入社員が、柏島の円通寺で、研修活動の一環として坐禅体験を行いました。 坐禅体験では、円通寺の住職代理 石元和尚が坐禅の組み方を説明しました。 石元和尚は、坐禅の本質である「調身・調息・調心」を身に付けるために、脚を組む時には、左脚が上で、右脚を下にすることなどを丁寧に教えました。 そして、鐘の合図とともに坐禅が始まりました。 ＪＦＥスチール西日本製鉄所は、水島と福山の２ヶ所に工場があり、このうち水島には、この春に高校や大学、専門学校を卒業した７６人が入社しています。 新入社員は、４月と５月の２ヶ月間、製鉄の現場で働くための心構えや規律を学ぶ研修を受けていて、この坐禅体験もその一環として毎年行われています。 新入社員の中には、玉島在住の社員２人もいて、静まり返った円通寺の本堂で、自身の心と向き合っていました。 なお、坐禅体験の後は、１時間ほどかけて円通寺公園の清掃を行ったということです。