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国民宿舎良寛荘 営業再開に向けての意見交換会

玉島商工会議所

2025年5月22日

 7月16日から休館する柏島の国民宿舎「良寛荘」の営業再開に向けての意見交換会が玉島商工会議所で開かれました。
 柏島の国民宿舎良寛荘は、1996年に開館し、2004年から指定管理制度を導入し、営業を続けてきました。 しかし、倉敷市が昨年の7月と10月に行った指定管理者の公募が不調に終わったことから、市は、7月16日から一時休館することを決め、公募条件や運営方法を見直し再開を目指す方針を固めました。
これを受けて、玉島商工会議所は、倉敷市に提出する営業再開に向けての要望書を作ることを目的に、今年の3月から意見交換の場を設けています。 22日の午前10時からは玉島商工会議所で3回目となる意見交換会が開かれました。 この日はまず、玉島商工会議所の守永(もりなが)一彦(かずひこ)会頭が挨拶し良寛荘の存続に対して事実に基づかない憶測や噂が上がっていることについて触れました。(まち) そのあと、良寛荘がなくては良寛茶会の存続も難しくなることを話し、「倉敷市の関係部署と連携して良寛荘の再開に向けて検討していきたい」と述べました。
 続いて倉敷市の伊東香織市長が挨拶し「良寛荘は一時休館となるが市としても玉島の観光の拠点となるこの場所を何としても残していきたい」と述べました。 そして、現在、良寛荘の指定管理者に数社、興味を示しているが、厨房の機械設備の老朽化が課題となっているため、今後は、修繕も含めて長期的な目線で考えていきたいと述べました。 (まち) 今回は、伊東市長をはじめ良寛荘に関係する市の文化産業局の職員も出席し玉島地区のライオンズクラブやロータリークラブ、玉島地区の高校3校の代表者と意見を交わしました。 今回寄せられた意見の中には、良寛荘には、災害時の一時的な避難場所としての役割もあることや、良寛荘の新たな活用方法を考える機会を高校生にも持たせてはどうかといった提案のほか、「国民宿舎という枠組みを外せばもっと多くのことができるのではないか」といった声も上がりました。 終盤で伊東市長は「良寛荘は倉敷市にとっても大きな拠点です。倉敷市としても商工会議所などと一緒になって取り組んでいきたいです。」と述べました。
 なお、玉島商工会議所は今後も、意見交換の場を設けて、倉敷市とともに良寛荘の今後の方針について協議していくということです。