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南浦愛育委員会主催 だれひとり行方不明にならない地域に!

南浦小学校西校舎(休校中)

2025年6月9日

南浦愛育委員会が地区内の高齢の女性が行方不明になったことを受けて、倉敷市が推奨している「安心おかえりシール」や万が一の際に位置情報が分かるGPSなどについて学ぶ研修会を開きました。 9日の午前10時から、現在は休校している南浦小学校の西校舎を会場に、「だれひとり行方不明にならない地域に!」と題した研修会が開かれました。 この研修会は、5月に南浦地区に住んでいた高齢の女性が行方不明になったことを受けて、こうした状況を未然に防ぐとともに、万が一の事態に備えてどんな心構えが必要かを学ぼうと、南浦愛育委員会が主催して行われたものです。 南浦町内会と岩谷町内会の住民・およそ50人が参加して行われた研修会では、はじめに、玉島南高齢者支援センターでセンター長をつとめる社会福祉士の阪本 美和さんが「安心おかえりシール」について話しました。 このシールには、二次元コードがプリントされていて、スマートフォンで読み取ることで登録されている情報を確認できる他、伝言板に情報を入力して送信することができます。 南浦愛育委員会では、以前にも敬老会の際にこのシールの使い方を説明しています。 また、この日は、認知症の人に携帯してもらうことで、位置情報をスマートフォンで確認することができる「GPS」の種類や使い方について、取り扱っている業者の社員が説明しました。 その後には、玉島警察署生活安全係の萱岡 洋人係長による講演が行われました。 萱岡さんは、認知症の影響で、今どこにいるのかが分からなくなり、ひたすら歩き続けた結果、別の県で発見されたケースなどを紹介し、「こうした事態を防ぐためには、まわりに住む人たちの声かけが大切です」と話しました。 南浦愛育委員会では、今後予定されているミニ健康展の時にも行方不明になる高齢者を出さないための啓発活動を行うということです。この研修会の模様は、7月8日(火)にたまテレの12チャンネルで放送される「黒崎テレビ局」でも紹介します。