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備中玉島観光ガイド協会 歴史勉強会 玉島の狛犬探検

玉島西公民館

2025年6月29日

備中玉島観光ガイド協会が定期的に行っている「歴史勉強会」が開かれ、今回は、玉島の狛犬をテーマに行われました。 NPO法人備中玉島観光ガイド協会は、月に1回を基本に「歴史勉強会」を開催していて、今年度は、源平水島合戦の古戦場跡や俳人の中塚 一碧楼の句碑公園などを訪れています。今回は、「玉島の狛犬探検」と題して、29日の午前10時から勉強会が行われ、観光ガイド協会の会員を含めて10人が参加しました。 今回講師をつとめたのは、観光ガイド協会の理事長で10年間にわたって狛犬の調査にあたった西 廣行さんです。 西さんは、2005年に「備中狛犬探検隊」を結成し、玉島を始め、遠くは新見市や高梁市にも足を運び、備中地域の230ヶ所にある狛犬を調べています。 勉強会では、まず玉島西公民館で座学が行われ、西さんが玉島の狛犬の歴史について話しました。 その中で西さんは、玉島に現存する最も古い狛犬は羽黒神社にあることや玉島で彫られた狛犬が熊本県の神社に寄進されていることなどを紹介しました。 そして、座学の後には、公民館を出て、柏島神社の参道にある狛犬を調べました。 狛犬には、「大坂型」と「尾道型」があり、「尾道型」の方は、まりを抱えているのが特徴です。 今回、調べた狛犬にはまりはなく、向かって右側が口を開けていて、左側が口を閉じています。 参加した人たちは、この狛犬が「大坂型」であることを調査票に書き込んだ他、巻尺を使って高さを測ったり、台座に彫られた名前を見て寄進した人を確認したりしました。 神社などで見かけても分からないことが多い狛犬ですが、参加者は西さんの説明を聞きながら、狛犬が持つ歴史やその地域との関係性の深さを学びました。