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全日本社会人ターゲットアーチェリー大会準優勝 大江佑弥選手に聞く
東京都 夢の島公園アーチェリー場
2025年6月29日
全日本社会人ターゲットアーチェリー選手権大会で、富田道口東在住の大江 佑弥選手が準優勝しました。大江選手のインタビューをお送りします。 27日から29日まで東京都にある夢の島公園アーチェリー場で、全日本社会人ターゲットアーチェリー選手権大会が行われました。 この大会は、社会人選手の日本一を決めるもので、昨年、パリパラリンピックに出場した富田道口東在住で、倉敷市役所玉島支所に勤務する、大江 佑弥選手が出場しました。10年前に発症した3度目の脳出血により、右半身麻痺という障がいを持つ大江選手は、アーチェリーを見た時に「健常者と対等に勝負ができる競技」という印象を受けたそうです。 パラアーチェリーの選手の弓の引き方は、障がいによりそれぞれ異なりますが、大江選手は口を使って弓を引くというスタイルで競技に臨んでいます。 大江選手は、23人が出場したコンパウンド部門、一般男子の予選を3位で通過し、決勝トーナメントに進みました。決勝戦では、9月に韓国で開かれるアーチェリーの世界選手権大会に日本代表として出場する高宗 瞭羽選手に144対142の僅差で敗れたものの、大江選手は準決勝で、今大会の決勝トーナメントで最高得点となる145点を獲得しています。 今年の2月には、大江選手が所属していた日本身体障害者アーチェリー連盟が、十分な機能を果たしていないとして、パラスポーツの統括団体から、資格停止処分を受けました。その後、5月24日に臨時総会を開いて解散していて、現在は、全日本アーチェリー連盟が事業を引き継ぐことが決まっています。異例の事態の中で迎えた大会となりましたが、大江選手は、持ち前の集中力を発揮して、安定した戦いぶりを見せました。社会人の全国大会で準優勝した大江選手は、今後も、公務員アスリートとして、2028年のロサンゼルスパラリンピックを目指します。