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第82回 赫展
倉敷市立美術館
2025年7月15日
玉島の洋画家で2005年に他界した柚木 祥吉郎が設立した洋画のグループ「赫祥会」の作品展が倉敷市立美術館を会場に開かれています。 15日から倉敷市立美術館1階の第1展示室を会場に、今年で82回目となる「赫展」が開催されています。 この赫展を主宰している赫祥会は、玉島の洋画家で2005年に亡くなった柚木 祥吉郎が、1965年の4月に発足した団体です。 発足当初は、年に2回当時の玉島図書館などで作品展を開催していましたが、倉敷市立美術館に会場を移してからは、年に1回の開催となっています。 赫祥会は、新鮮かつ堅実な絵画の制作と美術の研究をモットーとしていて、月に1回、玉島公民館長尾分館に集まって勉強会を行っています。 今回の作品展には、会員18人のうち14人が、油彩画やパステル画、それに木炭画などの作品を展示しています。 このうち、長尾在住の洋画家で、黒崎中学校や玉島西中学校で美術教諭をつとめ、今年3月まで赫祥会の会長をつとめていた藤原 眸さんは、3点の作品を出品しています。 現在88歳の藤原さんは、岡山大学の教育学部に設けられていた特設美術科で学んでいて、その時助教授をつとめていたのが、柚木 祥吉郎でした。 今回の出品作の一つ「朝霧高原の富士」は、日の出前の暗闇に佇む、美しい富士山を描いています。 また、藤原さんの妻の典子さんも、「人形とランプ」と題した油彩画を1点出品しています。 藤原さんの玉島西中学校時代の教え子で、現在は赫祥会の会員の武田 芳紀さんは、5点の油彩画を出品していて、玉島仲買町の町並みを描いた風景画や、鏡の前で化粧をする女性の姿を描いています。 この赫展は、7月20日(日)まで、倉敷市立美術館1階の第1展示室で開かれています。