たまテレちゃんねる

たまテレニュース

パラリンピアン 大江佑弥選手 講演会

倉敷中央病院

2025年7月17日

17日に倉敷中央病院で、市民公開講座が行われ、パラアーチェリー日本代表の大江 佑弥選手が講演を行いました。 倉敷中央病院では、市民に病気について理解を深めてもらうことや、治療内容を知ってもらうことなどを目的に、市民公開イベントの1つとして、「倉中医療のつどい」を月に1回から2回行っています。17日の午後1時からは、今年度5回目となる「医療のつどい」が行われ、100人を超える人が参加しました。今回は、「脳出血を超えて 医療とスポーツがつなぐ未来」と題し、倉敷中央病院の脳神経外科医と、パラアーチェリー日本代表で、パリパラリンピックに出場した大江 佑弥選手が講演しました。富田道口東在住の大江選手は、27歳の時、2人目の子どもが生まれて間もなく、3回目の脳出血を発症し、右半身まひの障害が残りました。 大江選手は、子どものために、半年間懸命にリハビリを行いましたが、状態は良くならなかったそうです。 しかし、「子どもにかっこいいと思ってもらえる父親になりたい」とアーチェリーをはじめ、現在は、倉敷市役所玉島支所に勤務しながら公務員アスリートとして活躍しています。 講演では、昨年出場した、パリパラリンピックの決勝トーナメント1回戦の試合の映像を流し、「負けてしまったが、最後まであきらめない姿をみせることができた」と、述べました。最後に、地元玉島をはじめ、原動力を与えてくれるひとたちに、喜んでもらえるよう自分の力を信じてこれからも頑張っていきます」と、力強く述べました。 講演後には、大江選手がアーチェリーの実演を行い、10m先の風船をめがけて矢を放ちました。 大江選手は、全ての風船に矢を命中させ、参加者から大きな拍手が送られました。