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スーパードライチェーン創立50周年記念 モニュメント寄贈
玉島みなと公園
2025年7月23日
クリーニングの専門店スーパードライチェーンの創立50周年を記念して、設立者の赤木 睦夫さんと寿子さん夫妻が、倉敷市の玉島みなと公園にモニュメントを寄贈しました。 23日の午前10時45分から、スーパードライチェーンの創立50周年を記念して、倉敷市の玉島みなと公園に建立された、モニュメントの寄贈式が行われました。 寄贈式の前に、まずは、モニュメントの前で、柏島神社の亀山 淳二宮司を祭主に神事が執り行われました。 神事では、祝詞の奏上の後、出席者が玉串の奉天を行いました。 神事続いて、寄贈式が行われ、はじめに、スーパードライチェーン元会長の赤木 睦夫さんと、妻の寿子さんから、倉敷市の伊東 香織市長に目録が手渡されました。 その後、除幕が行われ、赤木さんと、伊東市長の他、今回、倉敷市に寄贈したモニュメントの製作者で彫刻家の杭谷 一東さんなど、10人が綱を引き、未来門と題したモニュメントがお目見えしました。 続いて、伊東市長が挨拶に立ち、平成24年にオープンした玉島みなと公園の整備に至った経緯などを話した後、「玉島の新たな名所となるように感じています」と述べました。 次に挨拶に立った赤木さんは「玉島の未来繁栄の願いを込めてこのモニュメントを寄贈します」と、出席者に自身の思いを伝えました。 赤木さんは、大阪で父が経営するクリーニング店で働いたのち、1971年、昭和46年に、それまで営業で訪れていた玉島にスーパードライチェーンを設立しました。 2・5坪の広さからはじめた会社は、6回の移転拡大を重ね、15年ほど前、勇崎に1500坪の工場兼、事務所を構えました。 現在、クリーニングアドバイザーとして活躍している赤木さんは、スーパードライチェーンの創立50周年を記念して、自分を育ててくれた玉島に恩返しがしたいと、モニュメントの寄贈を決めたそうです。 来賓の挨拶では、公園の環境整備などを行っている西山 寿男さんが「ますます公園の管理に張り合いが出ます」と述べました。最後に、杭谷さんがモニュメントについて説明しました。 彫刻家の杭谷さんは、1942年に広島県世羅町で生まれ、20歳の時、日本最大の総合美術展覧会「日展」で入選を果たし、当時の最年少記録とされていました。 その後、1969年にイタリアへと渡り、ブロンズ像を学んだのち、大理石の彫刻を手掛けるようになりました。 杭谷さんの作品は、イタリアのカッラーラ地区が産地の大理石を使っているのが特徴で、杭谷さんは、屋外の環境に合わせた作品を制作する、環境彫刻家として知られています。 玉島みなと公園は、県内外から多くの親子連れが訪れている他、保育園や幼稚園の遠足としても利用されています。 杭谷さんは、「多くの人に親しんでもらい、よりよい歴史をつくってもらいたい」と話しました。