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カムチャツカ半島沖で地震 倉敷市にも避難指示発令
岩谷展望台・沙美西浜・沙美東浜・黒崎中学校・沙美保育園・シーサイドリビング沙美
2025年7月30日
ロシアのカムチャツカ半島沖で地震が発生した影響で、日本国内でも津波が観測され、倉敷市も警戒レベル4にあたる「避難指示」を発令しました。 30日の午前8時25分ごろに、ロシアのカムチャツカ半島の沖でマグニチュード8・7の地震が発生し、北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に「津波警報」が発表された他、岡山県にも「津波注意報」が発表されました。 この津波注意報の発表を受けて、倉敷市は、午前9時41分に玉島の沿岸部を含む地域に、警戒レベル4に相当する「避難指示」を発令しました。 また、午前9時44分には、倉敷市役所の3階に、災害対策本部が設置され、午前11時からは、会議を行いました。 海水浴シーズン中にあたる沙美西浜海水浴場には、朝から30人ほどの海水浴客が来ていましたが、これから泳ごうとしていた時に、携帯電話から避難指示のアラームが鳴り、海水浴場のスピーカーから遊泳禁止を知らせる放送が流れたということです。 この日は海水浴客の多くが路線バスを使って沙美西浜に来ていて、午後まで路線バスが無かったことから、タクシーを呼んで帰ったそうです。 また海水浴場には、赤と白の模様の「津波フラッグ」と呼ばれる旗が立てられ、遊泳禁止を呼びかけました。 倉敷市の避難指示の発令を受けて、海水浴場で営業している海の家も営業を取りやめ、予約を断るなどの対応に追われました。 また、沙美東浜海水浴場も避難指示の知らせを聞いてからは、訪れていた人も立ち去り、午前10時30分を過ぎた時点で砂浜には人がいなくなりました。 玉島警察署もパトカーを出して、署員が周囲の警戒にあたりました。 沙美小学校では、倉敷市の避難指示の発令を受けて、小学校の教職員の他、学童保育の「沙美なぎさ児童クラブ」を利用していた子どもたちが、黒崎中学校の3階に垂直避難をしました。 この日は、12人の子どもたちがクラブを利用していましたが、保護者に連絡して中学校に迎えに来てもらいました。 沙美保育園でも、倉敷市からの避難指示を受けて、当初の予定を切り上げ、園児全員が帰宅することを決定しました。 また、黒崎中学校への避難も想定して、飲料水や非常食、着替えなども準備しました。 グループホームとデイサービスを併設しているシーサイドリビング沙美は、2つの施設の利用者に加えて、そばにある関連施設のシーサイドリビング沙美西の利用者も受け入れ、およそ40人が建物の2階に避難しました。