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玉島市民交流センター 玉島の北前船と船の構造を知る歴史勉強会

玉島市民交流センター

2025年7月29日

 備中玉島観光ガイド協会が玉島の北前船についての勉強会を開きました。
29日の午前10時から、玉島市民交流センターで、「玉島の北前船と船の構造について」と題した歴史勉強会が開かれました。
この日は、準備などを手伝うボランティアとして参加した、玉島北中学校の生徒3人と、講師と受講者あわせて18人が集まりました。
 勉強会では、備中玉島観光ガイド協会の西(にし) 廣行(ひろゆき)さんが講師を務め、パワーポイントを使って、北前船が、寄港地の玉島にもたらした文化と繁栄について説明しました。
西さんによると、昆布などの海産物の他、お茶の文化や民謡なども県外から入ってきたそうです。
 また、西さんは、北前船の名残として、綿(わた)や狛犬(こまいぬ)、玉垣(たまがき)などがあることを話しました。
 このうち、狛犬は、羽黒神社に34組あり、形を見ればどこで作られたものかがわかるそうです。
 北前船の寄港地だった玉島は、綿の生産が盛んで、出荷されたもののうち、およそ7割が綿(めん)製品(せいひん)で、
綿の肥料として使うニシンの油粕(あぶらかす)は、北海道から持ち込まれていました。
 今回の勉強会では、交流センターの1階にある北前船の模型を使って船の構造も説明したということです。