船穂の特産品の一つ、マスカットオブアレキサンドリアを原料にしたワインの仕込みが３日から始まりました。船穂町水江にあるふなおワイナリーでは、船穂産のマスカットオブアレキサンドリアを原料にした６種類のワインを製造しています。 例年は、８月末からワインの仕込みを初めていますが、今年は糖度が上昇するまで、期間を置いたことから昨年より１週間ほど遅い、９月３日から仕込みが始まりました。初日は、午前９時からふなおワイナリーの職員とワインの製造の補助をしている「ふなおワイナリー友の会」の会員が作業にあたりました。この日の仕込みの作業では、ふなおワイナリーが所有する農園などで収穫した３トン分のマスカットが使われ、除梗破砕機と呼ばれる機械にかけて、マスカットを実と軸に分け、実をつぶしながら皮や種ごとタンクに移しました。 ふなおワイナリーでは、白ブドウを原料に、赤ワインの製法を用いて造る、オレンジワインを製造しています。この仕込みの作業は、あと２日行われ、合計で、８．６トンのマスカットを使用します。この日破砕したマスカットは、８日に搾汁し、その後、本格的に発酵させます。 今シーズンはおよそ１万５千本を製造し、来年の３月に出荷する予定です。