倉敷市内にある車庫から、トラクターなどの農業機械２台を盗んだ男２人が玉島警察署に逮捕されました。 逮捕されたのは、吉備中央町に住む５１歳の男と岡山市北区に住む５１歳の男です。 ２人は、８月１９日の午前５時から、２０日の午前５時までの間に、倉敷市内にある車庫から、鍵の刺さった状態のトラクター１台と田植え機１台、合わせて時価４０万円相当を盗んだものです。 ２人は、３トントラックと軽トラックの２台を使って盗み出したということです。 玉島警察署は、農業機械の持ち主の男性から１１０番通報を受け、捜査し、付近の防犯カメラの映像などから２人の関与が強まったとして、９月１１日と１２日に２人を別々の場所で逮捕しました。２人はいずれも犯行を認めていて、「売却目的で盗んだ」と供述しています。また、盗まれたトラクターと田植え機が保管されていた場所に、別のトラクター２台も保管されていたことから、警察は、男２人が現在、備中地域で多発している農業機械の窃盗事件にも関与しているとみて調べを進めています。玉島警察署は、「今回の事件は、農業機械に鍵が刺したままの状態だったからこそ、盗まれた可能性がある。盗まれないためにも、必ず施錠し、鍵は抜いて、保管するようにしてほしい」と注意を呼び掛けています。