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令和7年度 倉敷市戦没者追悼式
倉敷市民会館
2025年10月7日
倉敷市が主催する戦没者追悼式が、倉敷市民会館で行われ、参列者が平和への思いを新たにしました。7日の午前10時から、倉敷市民会館を会場に、倉敷市戦没者追悼式が開かれ、遺族など、およそ450人が参列しました。この戦没者追悼式は、第2次世界大戦で犠牲になった人々の冥福を祈るとともに、平和への願いを新たにしようと倉敷市の主催で行われているものです。追悼式では、倉敷市の伊東 香織市長が式辞を述べました。伊東市長は、「我が国の平和と繁栄は、戦地で戦われた方の尊い命の礎の上にあることを決して忘れてはなりません」と先人の労苦を称え、「2度と戦争を繰り返さないために、記憶を風化しないよう後世に伝え、ふるさとの倉敷が平和に暮らせるようお守りください」と述べました。 つづいて倉敷市遺族連合協議会の会長を務める岡本 忠さんが追悼の言葉を述べました。 岡本さんは、「戦死した一人ひとりに夢や希望があり、愛する家族があったと思います」と述べ、国民の9割が戦争を知らない世代となっていることも話し、戦争の惨禍を繰り返さないよう平和の尊さを語り続けることを誓いました。 また、今年から岡山県遺族連盟の理事長をつとめる三宅 禎浩さんも追悼の言葉を述べ、「平和の世に生まれたことに感謝し、恒久平和が実現するよう、戦争の体験や記憶を語り継いでいきます」と誓いました。そして、献花へと移り、まずは伊東市長の他、倉敷市議会の議長と副議長が献花台に菊の花を手向けました。つづいて、倉敷市遺族連合協議会の役員や各地区の代表などが花を手向けました。 倉敷市内では、先の大戦で7317人が戦地で亡くなっています。 最後に、遺族を代表して倉敷市遺族連合協議会の副会長を務める黒瀬 正典さんが謝辞を述べました。 黒瀬さんは、「平和の尊さを胸に刻み、平和な社会を築くことが、私たちの務めであると思います。倉敷の豊かな文化を子や孫につないでいきたい」と述べました。 なお、この戦没者追悼式の模様は、11月1日と8日、15日、22日、29日に玉島テレビの11チャンネルで、午前6時から放送します。

