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玉島警察署・玉島消防署合同 大規模災害対応訓練

くらしき作陽大学

2025年11月12日

玉島警察署と玉島消防署が合同で、南海トラフ地震を想定した大規模災害対応訓練を行いました。 12日の午前9時30分から、くらしき作陽大学で、玉島警察署と玉島消防署が合同で大規模災害対応訓練を行いました。玉島警察署と玉島消防署は、それぞれ、くらしき作陽大学と、大規模な災害などにより、庁舎が使えなくなくなった場合に、代替として大学の施設を使用する協定を結んでいます。この日の訓練は、マグニチュード9クラスの南海トラフ地震が発生し、庁舎が使用できなくなったことを想定して行われ、警察、消防共にまず、大学の施設内に通信機器などを搬入し、代替の災害対策本部を開設しました。 この訓練は、玉島警察署と玉島消防署の、相互の連携を強化すると共に、災害対処能力の向上を図ろうと行われたもので、2022年にはじめて実施し、今回が2回目となります。本部が開設された後、警察の航空隊や機動通信課員が、良寛荘から飛ばしたドローンの映像を本部で確認し、水島沿岸部の状況などを把握しました。その後、模擬的な被災や危機的状況を想定し、地図を使って、災害箇所や危険箇所、避難経路を確認する図上訓練が行われました。 訓練は、地震により、玉島陶で車両が転落し、2名の負傷者がいることや、黒崎で土砂崩れが発生し、行方不明者が2名いること。また、富田の増原池が決壊したことを想定して行われました。警察と消防は連携して、負傷者の状況や、被害の様子などの情報を逐一共有しながら、それぞれの対応に当たりました。 最後に、玉島消防署の岡部 好宏署長が、今回の訓練を通して、万が一の事態が発生した場合に「最大限の活動ができることを期待している」と述べました。