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玉島陶 中田町内会 江戸時代から続く伝統の餅つき

中田公会堂

2026年3月28日

四国八十八カ所の一つ、香川県の道隆寺で、かつて接待として餅を配っていたという玉島陶の中田町内会で、伝統の餅つきが行われました。玉島陶の中田町内会は、毎月20日に、住民が公会堂に集まり、祭壇に弘法大使「空海」の御影を掲げて般若心経を唱えるお大師講を行っています。 このお大師講の習わしから、中田町内会では、「四国八十八か所」と呼ばれる、空海ゆかりの88の仏教寺院の一つ、香川県の道隆寺で江戸時代から摂待講を行っていました。摂待講は、八十八カ所の巡礼者を年に1回、一定の期間、接待する団体で、四国四県から海を隔てた海岸線の地域に多く伝わっているものだそうです。玉島の陶地区では、弘化2年、1845年頃から5つの町内が1年ごとの持ち回りで摂待講を行い、当番の町内は、餅をついて道隆寺に持って行っていました。現在道隆寺で摂待講の受け入れは行っていませんが、中田地区では当番にあたる今年、5年ぶりに公会堂で餅つきを行いました。中田町内会の太田 則彦会長によると、陶地区で餅つきを継続して行っているのは、中田町内会だけだそうです。 中田町内会には、現在、18世帯が暮らしていて、餅つきを行った28日は、早朝から多くの住民が集まり、もち米を蒸すなどの準備にあたりました。 もち米は、地元で農家を営む、渡辺 英一さんから寄せられたものです。 この日は8臼分のもち米が用意され、町内の男性が勢いよく杵を振るい、つきあがった餅は女性たちが丸めて行きました。 なお、中田町内会ではつきあがった餅を翌日の29日に、道隆寺に持って行き、拝んでもらった後、町内の住民に配るということです。