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「倉敷の歴史」について聞く
2026年6月2日
ここからは特集です。 今年の3月に発行された第36号「倉敷の歴史」の中で、玉島の酒造りと歌人について紹介されています。 詳しい内容について倉敷市の歴史資料整備室の職員に伺いました。 倉敷市では、1991年から「倉敷の歴史」という本を年に1回創刊しています。 この本は、一般の人や研究者が取り組んだ倉敷の歴史に関する研究の成果を発表するもので、今年で36年目となります。 今年の3月に創刊された36号では、南浦の酒造業と玉島の歌人について紹介しています。 「南浦の水と酒造業」の、調査を担当したのは倉敷市歴史資料整備室の畑 和良さんです。 岡山県は、古くから酒造りが盛んで、中でも玉島地区を含む備中地方南部は、かつて多くの酒造業者が存在していました。 その酒蔵の中から、今回は、玉島黒崎の南浦地区にあった赤澤酒造株式会社について調査しました。 赤澤酒造は、万延元年1860年に創業して以来、代々伝わる伝統の味を受け継いできました。 5代目当主の赤澤 一治さんによると、赤澤酒造の代表的な酒は「澤泉」で県外から買いに来る人もいたそうです。 赤澤酒造は、2004年の台風16号による高潮被害で酒蔵が浸水し、復旧を試みましたが、店主の赤澤さんが体調を崩したこともあり、2年後の2006年にやむを得ず廃業しました。 今回調査を行った畑さんは話を聞いてどんなことを感じたのでしょうか。 玉島の歌人・福武右近とその息子 将曹に関する資料について調査したのは歴史資料整備室の森 久美さんです。 福武右近は、江戸時代後期の歌人で、宝暦二年1752年に備中玉島に生まれました。 右近が歌人になったという十分な資料はありませんが、右近の父が和歌を詠んでいたことがきっかけとなり、詩詠みになったのではないかと推測されています。 右近が家族や知人に宛てた手紙が135通残されていて今回は、息子 将曹に送った手紙の一部を紹介してもらいました。 右近が赴くままに書き留めた詩は、50点残されていて、当時の風景や出来事を感じ取ることができます。 森さんに、本の見どころを伺いました。 この倉敷の歴史は、市内の図書館や公民館で見ることができます。 また、倉敷市役所と歴史資料整備室で、1冊1000円で購入できます。

